人間は不完全な存在だ。なぜなら、不完全な状態でないと、私達は肉体に入れない。
その不完全さを責める気持ち、情けなく思う気持ち、悲しくなる気持ちは、人間である限り避けられない。
だから私達は自分を許す。自分を許さないと、他の人も許せない。
自分を責めるのをやめる。そうしないと、誰かを責めたい気持ちから逃れることはできない。
不完全なこの世界を愛する。人造のダイヤモンドより、天然のダイヤモンドが美しいのは不完全だからだ。
ゆがみは美しい。バランスを欠いたものに人は惹きつけられる。だから私達は完璧を目指さなくてもよい。
自分がしてきた「失敗」というものを愛するのは、走って逃げたくなるほど辛い作業だ。
愛するまでいかなくてもいい。その「失敗」と銘打ったものを、自分のアンバランスさとして受け入れられるようになるだけで、私達は救われる。
できないことを認めるだけでいい。できることをやるために、今自分はここにいる。
自分にできないことは、誰か他の人がやってくれる。だから、自分は自分にできることをやればいい。
何度も何度も自分に言い聞かせる。ここにいるだけで、あなたには価値がある。
あなたがここにいるだけで、目的は達せられている。
できるかできないかではなくて、ここにいることがあなたの目的だったのだから。
あなたという波動が、この世界の一部として必要とされているのだから。
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