このところ、過去に解決した・乗り越えたと思っていたことや、もう随分昔のことなので忘れ去っていたことが、何かのきっかけで浮かび上がってきてはいないでしょうか。
その「終わってしまったと思っていたこと」や「もう忘れていたこと」が我慢できなくなって、どうにも苦しくなっている人もいるのではないでしょうか。
以前、世界中で広まった#MeToo(ミートゥー)や、Time’s Up(タイムズ・アップ)などのように、セクシャルハラスメントや性的暴行の被害を告発したり、被害の撲滅を訴える運動に日が当たったのも、それと同じ現象です。
私達はすでに5次元に生きているので、時間はスパイラルタイム(螺旋時間)であり、もうこれまでのようにリニアタイム(線形時間)としてとらえることができません。
過去に埋没したと思っていたことが、スパイラルタイムの中では、また目の前に戻ってくるようなことになり、解決していない問題や葛藤は、何度でも自分の前に現れてきます。
自分の中で収めようと言葉を飲み込んだこと
無理だとあきらめて涙を飲んだこと
言いたいのに言えなかったこと
辛かったのにわかってもらえなかった悔しさや悲しさ
そう言ったネガティブな思いが、抑えていたはずなのに抑えきれなくなるのです。
言えなかったことを言うことを、自分に許可してみてください。
過去の事だから、今さら無理だと飲み込まないで下さい。
そこにあるのは、抑え込んだ苦しみ・悲しみなので、それをきちんと味わってみてください。
必ずしも、その当事者に伝えなくても構わないのです。
それを言葉にすることを自分に許可するだけでよいのです。
その苦しみと悲しみを味わい尽くせばよいのです。
そうしたら、それは終わります。
そして、完全にそれが終わるまでは、何度か形を変えて出来事は起こってきます。
その度に、自分の中の反応の変化を見ればよいのです。
未完了のものは、終わらせるための方向へと進めるのです。
すると、これまでより遥かに素早く、出来事は変化します。
一度勉強したことを、しばらく時間がたったらまたテストしてみるような感じです。
そこに不備があったらもう一度おさらいするように、まだ反応するものがあったならば、それと向き合い、それを終わらせる方向へと向かえばよいだけです。
私達のいるこの世界が、より軽やかにより波動が高くなっていっているはずなのに、自分の中には暗い思いや悲しみが渦巻いてくることをジャッジしないで下さい。
それは、スパイラルタイムの中で、より軽やかに私達が生きていくために通るべき現象の一つだからです。
過去に飲み込んだ思い、悲しみ、辛さに光を当てて下さい。
もうそれは、あなたが持つ必要のないものだからこそ、浮かび上がらせて手放す時が来ているのです。
パターンと呼ばれるものは、この現象が起こっているものだと知って下さい。
何度でも飲み込み、押さえつけるからこそ、それを手放すための現象が起こってくるのです。
一見、ネガティブに見える出来事は、実は大きなチャンスなのです。
手放しの必要な感情をリリースするために、スパイラルタイムが起こしてきている出来事だと知って下さい。
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