私たちには思い出さなければならない記憶がある。
ほとんどの人が潜在意識の奥深くにしまいこんで、気づかないようにしている記憶だ。
ある人は、それを夢で繰り返し見る。
そしてストーリーは毎回違うのに、同じ感情に揺さぶられて涙を流して目が覚める。
それは、本当は知っているのにそれを思い出してはいけない・・という気がする記憶のことだ。
もしかしたら、今の自分になる前のできごとかもしれない。
自分が違う自分だった時の記憶・・過去世とも言うし、未来世とも言うし、時には別の宇宙や次元での記憶かもしれない。
それは懐かしいものであっても、悲しみを伴っていたりもする。
切なさと、後悔と、言い知れぬ深い想いがそこに潜んでいたりもする。
今ここにいる自分が、なぜそのままの自分であることを受け入れられないか、その記憶の奥に理由が潜んでいる。
自分にその記憶を思い出す許可を与えてみるのだ。
それを思い出しても、自分は大丈夫なのだと信じてみよう。
今手にしているものがすべて無くなるような焦燥感は幻想なのだ。
そうすることで、あなたはあなたのままで、その記憶と共に生き始めることができる。
それは、あなたの恋い焦がれた熱い想いを、現実として生き始めるきっかけとなる。
あなたは、自分が自分であることの本当の意味を思い出す。
あなたの気づきが、記憶が、他のだれかの記憶の呼び水となり、私たちは共に進んで行く未来を作り始める。
そうしてその未来こそが、あなたの記憶を書き換えて手にする現実だ。
怖がらずに思い出してよいのだ。
あなたの中にある深い記憶に触れるとき、あなたの光は世界に流れだす。
そして世界は、あなたの光が放たれるのを待っている。
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